
お城などにありそうなイメージの通り、シャンデリアの歴史は非常に古く、中世から使われている照明器具のひとつです。
中世では主に、教会や修道院などの広い場所の照明器具として使われてきました。
また、基本的に木でできた十字の形をした型をしており、鉄道などのレールの設置などに使われる犬釘という釘が打ち込まれており、その犬釘にろうそくを立てて照明として使っていたようです。
当時このシャンデリアをぶら下げていたのは、まだロープだったようです。
つまり、あまり重量のあるものは吊り下げることが出来なかったのですね。
それから15世紀にはいると、シャンデリアは照明としてだけではなく、装飾品としての価値も見出されます。
その当時の主流であったシャンデリアの形は、リング型もしくは王冠型でしたが、宮殿や貴族といった社会的にも金銭的にも裕福な環境の人たちから、好んで装飾を施したシャンデリアが使用されていたようです。
まだこの時代にはガラスがまだ一般的ではなかったために、18世紀のはじめ頃まで真鍮が主な装飾のための材料だったそうです。
18世紀の後半からは、1873年にはウイーン万国博覧会。そして1888年のバルセロナ博覧会などを皮切りに、チェコ、イタリア、イギリス、フランスなどの多くのヨーロッパの各地域で、ガラスで装飾されたガラス製のシャンデリアが多く作られ、ガラスを使用したシャンデリアのデザインは、目覚ましい発展を遂げました。
木製から真鍮へ、真鍮からガラスへとシャンデリアを構成する材料が変わったことにより、光源となっていたロウソクが、ロウソクから灯油へと移り変わり、更に灯油からガスへと移り変わりました。
そして現在最終的にはガスから電球に変わって、我々の生活をきらびやかに彩ってくれているのです。